在庫ゼロで始めるTikTok Shop|アフィリエイトと動画で売る3つの道
TikTok Shopは在庫を持たないアフィリエイトから始められます。稼ぐ3つの道と手数料の目安、日本市場で伸びているショート動画経由の売り方、始め方の4ステップを初心者向けに解説します。
「物を売るって、仕入れや在庫が必要なんちゃう?」——TikTok Shopでは、その心配は要らん。自分で商品を持たなくても、他人の商品を紹介して成果報酬をもらう「アフィリエイト」という道があるからや。しかも日本市場では、リアルタイムで話すライブ配信よりも、録画して投稿するショート動画経由の販売が伸びている。つまり、人前で話すのが苦手でも戦える。この記事では、TikTok Shopで稼ぐ3つの道と、在庫ゼロで始める具体的な手順を見ていくで。
結論|在庫を持たずに、動画で紹介して売る道がある
先に結論を言うておく。TikTok Shopで稼ぐには大きく3つの道があって、その中でも初心者に一番始めやすいのが「アフィリエイト」や。これは、他人の商品を自分の動画で紹介して、その動画から売れたら成果報酬をもらう仕組みや。自分で商品を仕入れる必要も、在庫を抱えるリスクもない。
そして、もう1つ大事なポイントがある。日本のTikTok Shopでは、ライブ配信で売るよりも、あらかじめ録画したショート動画で売るほうが伸びている。前回の投げ銭の話では「リアルタイムで話す」ことが中心やったけど、こっちは録画して編集して投稿できる。だから、人前で話すのが苦手な人、その場のトークに自信がない人でも、しっかり作り込んだ動画で勝負できるわけや。
この記事を読めば、TikTok Shopの3つの稼ぎ方、それぞれにかかる手数料の目安、そして在庫ゼロで始めるための具体的な4ステップが分かる。物販というと難しく聞こえるかもしれんけど、入口はかなり軽い。順番に見ていこう。
この記事で分かること
- TikTok Shopで稼ぐ3つの道と、それぞれの向き不向き
- 出店やアフィリエイトにかかる手数料の目安
- 日本市場でショート動画経由の販売が伸びている理由
- 在庫ゼロのアフィリエイトを始める、具体的な4ステップ
- 初心者がつまずきやすいポイントと、その避け方
そもそもTikTok Shopとは何か
まず言葉の整理からいこう。TikTok Shopは、TikTokアプリの中で商品の発見から購入までを完結できる仕組みや。動画を見ていて「この商品ええな」と思ったら、そのままアプリの中で買える。わざわざ別の通販サイトに移動しなくてええ。
この「見ていた動画から、そのまま買える」というのが、TikTok Shopの一番の特徴や。TikTokはこれを「ディスカバリーEコマース(発見型EC)」と呼んでいる。従来のネット通販は、欲しいものが決まっていて、検索して、比べて買う。それに対してTikTok Shopは、特に何かを探していたわけやないのに、たまたま見た動画で商品に出会って、思わず買ってしまう。この「偶然の出会い」から買わせる力が強いのが、この仕組みの面白いところや。
日本でTikTok Shopが始まったのは2025年6月末で、まだ1年ちょっと前の話や。それでも急速に伸びていて、開始から半年で流通総額155億円規模に達したと推計されている。まだ立ち上がりの段階やから、これから参入する人にも十分に出番が残っている。この背景については、このシリーズの第1回でくわしく扱っているので、そちらも読んでみてほしい。
TikTok Shopで稼ぐ3つの道
では本題や。TikTok Shopで稼ぐには、大きく分けて3つの道がある。それぞれ必要なものも向き不向きも違うから、自分に合いそうなものを選ぶといい。
1つ目が「アフィリエイト」や。これは、他人(企業やセラー)の商品を自分の動画で紹介して、その動画から商品が売れたら、決められた料率の成果報酬をもらう仕組みや。自分で商品を仕入れる必要も、在庫を持つ必要もない。必要なのは、商品を紹介する動画を作って発信できることだけ。だから、初期のお金もリスクもほとんどなく始められる。初心者に一番おすすめの入口がこれや。
2つ目が「セラー出店」や。これは、自分の商品や、自分が扱っている特産品などをTikTok Shopに出品して、直接売る道や。自分で売るものを持っている人、たとえば小さなお店をやっている人、地元の特産品を扱っている人、ハンドメイド作品を作っている人などに向いている。売上はそのまま自分の収入になるけど、その分、商品の準備や発送などの手間は自分で負う必要がある。
3つ目が「ブランドコラボ」や。これは、ある程度フォロワーや実績がついてきたクリエイターが、企業から直接依頼を受けて商品を紹介する道や。企業から報酬をもらって商品を紹介する形で、単価が高くなりやすい。ただし、これは一定の影響力がついてから届く話やから、最初から狙うものやない。まずはアフィリエイトやセラー出店で実績を作って、その延長で自然に届くようになる、という位置づけや。

この3つのうち、在庫も仕入れもいらず、リスクなく始められるのがアフィリエイトや。だからこの記事では、アフィリエイトを中心に、始め方をくわしく解説していく。ただ、その前に、手数料の話と、日本市場ならではの「勝ち筋」を押さえておこう。ここを知っておくと、闇雲に始めるより、ずっと有利に動ける。
手数料はどれくらいかかるのか
物を売るときに気になるのが手数料や。TikTok Shopは、初期費用や月額料金といった固定費は基本的にかからない。出店するだけならお金はかからず、実際に商品が売れたときに手数料が引かれる仕組みになっている。この「売れなければ費用がかからない」という点は、初心者にとってありがたい。
セラーとして商品を売る場合の販売手数料は、カテゴリによって異なるけれど、おおむね流通総額の7%から9%ほどが目安とされる。食品や家電などは7%、本や日用雑貨などは9%といったように、扱う商品のカテゴリで料率が分かれている。また、新しくセラー登録した人には、一定期間だけ手数料が7%に割り引かれるといった優遇が用意されていることもある。なお、この手数料の制度は2026年に入ってカテゴリ別に見直されており、料率は今後も変わりうる。実際に出店するときは、その時点の公式の案内で自分の扱う商品の料率を必ず確認してほしい。
アフィリエイトの場合は、少し構造が違う。アフィリエイトで動画を作るクリエイター側は、商品が売れたときに、あらかじめセラーが設定した料率の成果報酬を受け取る。この料率は商品によってさまざまで、セラーが「うちの商品を紹介してくれたら○%払います」と設定している。クリエイターにとっては、紹介して売れれば報酬が入り、売れなくても自分が損をするわけではない。仕入れも在庫もないから、金銭的なリスクはほとんどない。ここが、アフィリエイトが初心者向きと言われる理由や。
数字だけ見ると「思ったより手数料が高いな」と感じるかもしれん。でも、固定費がかからず、売れたときだけ費用が発生するという点は、在庫を抱えて大きな初期投資が必要な普通の物販と比べれば、はるかに軽い。特にアフィリエイトなら、そもそも自分の持ち出しがほぼないわけやから、まずは気軽に試せる。
日本の勝ち筋は、実はショート動画
ここが、この記事で一番伝えたいところや。TikTok Shopと聞くと、「ライブ配信で商品を実演販売する」というイメージを持つ人が多い。確かにライブコマースは目立つし、盛り上がる。でも、日本のTikTok Shopの実際のデータを見ると、少し意外な事実が見えてくる。
第三者分析ツールの推計によると、日本市場では、ライブ配信経由の販売はむしろ横ばいから減少ぎみで、代わりに「カゴ付きショート動画」経由の販売が大きく伸びている。カゴ付きショート動画というのは、動画の中に商品リンクのカゴマークが付いていて、見ている人がそのまま商品ページに飛んで買える仕組みの動画や。この録画型のショート動画経由の販売が、前月比で大きく増えているというデータが出ている。

さらに、日本のTikTok Shopでは、店舗が自分で売るよりも、クリエイターが商品を紹介して売る「連携経由」の販売が全体を大きく引っ張っている。つまり、「良い紹介動画を作れるクリエイター」に、はっきりと出番があるということや。
これが何を意味するか。ライブ配信は、その場でトークを回して、視聴者のコメントに反応して、盛り上げ続ける必要がある。これはこれで一つのスキルやけど、人前で話すのが苦手な人には高いハードルや。一方、ショート動画は、あらかじめ台本を考えて、何度も撮り直して、編集して、いちばん良い状態にしてから投稿できる。その場のトーク力に自信がなくても、じっくり作り込めば勝負できる。
前回の投げ銭の記事を読んで「ライブでリアルタイムに話すのは自分には難しそうやな」と感じた人にとって、これは朗報や。TikTok Shopのショート動画なら、話すのが苦手でも、良い動画を作る工夫で戦える。日本市場の流れは、まさにその方向に向かっている。
アフィリエイトの始め方、4ステップ
- TikTok Shopのクリエイター登録(クリエイター申請)を済ませる
- 紹介したい商品を選び、動画に商品リンク(カゴ)を付ける
- その商品の良さが伝わる紹介動画を作って投稿する
- 動画から商品が売れると、決められた料率の成果報酬が入る
順番に補足していく。まず1つ目、クリエイター登録や。アフィリエイトを始めるには、TikTok Shopでクリエイターとしての申請を済ませる必要がある。フォロワー数などの条件が設定されている場合があるので、始める前に公式の案内で自分が条件を満たしているか確認しよう。ここは最初の関門やけど、手続き自体は難しくない。

2つ目、商品選びや。アフィリエイトで紹介できる商品は、TikTok Shopの中にたくさん並んでいる。ここで大事なのが、「自分が本当に良いと思える商品」や「自分の得意ジャンルに合った商品」を選ぶことや。日本市場で売れているカテゴリを見ると、美容・パーソナルケア、食品・ドリンク、おもちゃ・ホビー、レディースファッションなどが上位に来ている。自分が語れるジャンルで、かつ需要のあるカテゴリを選ぶと、動画も作りやすいし売れやすい。
3つ目、動画作りや。ここがアフィリエイトの成否を分ける一番のポイントになる。ただ商品を映して「これいいですよ」と言うだけでは、なかなか売れない。その商品を使うとどんな良いことがあるのか、どんな悩みが解決するのか、実際に使っている様子はどうか。見ている人が「あ、これ自分にも必要かも」と思える動画を作ることが大事や。台本を考えて、何度も撮り直して、編集して、一番良い状態にしてから投稿しよう。ここは録画型やから、じっくり作り込める。
4つ目、成果報酬や。投稿した動画から商品が売れると、あらかじめ設定された料率の報酬が自分に入る。最初のうちは、1本の動画がなかなか伸びずに、報酬もほとんど入らないかもしれん。でも、何本も作って投稿していくうちに、どういう動画が反応されるかが少しずつ分かってくる。1本の当たりが出れば、そこから一気に流れが変わることもある。だからこそ、最初の数本で結果が出なくても、あきらめずに続けることが大事や。
実務での使い方、小さく始めるコツ
ここまで読んで「よし、やってみよう」と思っても、いきなり手を広げすぎると続かない。小さく始めるコツを伝えておく。
まずは、扱うジャンルを1つに絞ること。美容なら美容、食品なら食品と、自分が語れる分野を1つ決める。あれもこれも紹介すると、動画に一貫性がなくなって、見ている人に「この人は何の人なんやろ」と思われてしまう。1つのジャンルで発信を続けると、「この分野ならこの人」と覚えてもらいやすくなる。
次に、最初の目標を「売上」やなくて「投稿を続けること」に置くこと。最初から売上を目標にすると、なかなか売れないときに心が折れる。だから最初は「週に何本投稿する」といった、自分の行動で達成できる目標にするのがええ。動画を作り続けているうちに、自然と質が上がって、売上はあとからついてくる。
小規模事業者の人なら、アフィリエイトで感覚をつかんでから、自分の商品をセラーとして出品する、という順番も考えられる。まず他人の商品でどういう動画が売れるかを学んで、そのノウハウを自分の商品の販売に活かす。いきなり自分の商品で勝負するより、リスクを抑えて経験を積める。
よくあるつまずき
商品を並べるだけで売れると思ってしまう
一番多いつまずきがこれや。「商品リンクを付けた動画を投稿すれば売れる」と思って、ただ商品を映しただけの動画を量産してしまう。でも、TikTokの視聴者は商品カタログを見に来ているわけやない。面白い動画、役に立つ動画を見に来ている。その流れの中で、自然に「これ欲しい」と思わせる工夫がないと売れない。商品を並べるのやなくて、「見ていて楽しい・役に立つ動画の中で商品を紹介する」という発想が大事や。
手数料や料率を確認せずに始めてしまう
もう1つ気をつけたいのが、手数料や報酬料率をよく確認せずに始めてしまうことや。セラーとして売るなら、自分の扱う商品カテゴリの手数料が何%なのか。アフィリエイトなら、紹介する商品の報酬料率が何%なのか。ここを確認せずに進めると、「思ったより手元に残らない」ということになりかねん。特に手数料の制度は見直されることがあるから、始めるときと、しばらく経ったときに、その時点の公式の案内で確認する習慣をつけよう。
よくある質問
フォロワーが少なくてもアフィリエイトはできますか
始められる場合が多いけれど、クリエイター申請にフォロワー数などの条件が設定されていることがある。まずは公式の案内で、自分が今の状態で申請できるかを確認しよう。もし条件に届いていなくても、まずは普通に動画を投稿してフォロワーを増やしていけば、いずれ条件を満たせる。フォロワーが少ないうちは、無理にアフィリエイトを急がず、発信を続けて土台を作る時期と考えてもええ。
顔出しをしなくても紹介動画は作れますか
作れる。商品そのものを映したり、使っている手元だけを見せたり、画面を中心に構成したりと、顔を出さずに作る方法はいくらでもある。実際、顔出しなしで商品を紹介しているクリエイターはたくさんいる。むしろTikTok Shopの動画は、商品の魅力が伝わることが大事やから、顔よりも商品の見せ方に力を入れたほうが効果的なことも多い。顔出しに抵抗がある人ほど、この物販の道は向いているかもしれん。
ライブ配信とショート動画、どちらから始めるべきですか
人前で話すのが得意ならライブ配信も選択肢やけど、迷っているならショート動画から始めるのをすすめる。日本市場ではショート動画経由の販売が伸びているし、録画型やから何度も撮り直して作り込める。トークに自信がなくても、じっくり作った1本で勝負できる。ライブは、ショート動画で発信に慣れて、ファンがついてきてから挑戦する、という順番でも遅くない。
売れるまでにどれくらいかかりますか
これは人にも商品にもよるから、正直に言うと「すぐ売れる」とは約束できん。最初の数本はほとんど反応がないことも珍しくない。でも、何本も投稿して、どういう動画が見られるかを試しながら改善していくと、少しずつ手応えが出てくる。大事なのは、最初の結果だけで判断せず、一定期間は続けてみること。続けた人ほど、当たりの動画を出す確率が上がっていく。
まとめ|在庫ゼロから、動画で売る時代へ
最後に、この記事の要点を振り返っておく。
- TikTok Shopで稼ぐ道は3つ。中でもアフィリエイトは、在庫も仕入れもいらず、初心者が一番始めやすい
- 手数料は固定費がかからず、売れたときだけ発生する。料率はカテゴリや商品で異なり、見直されることもあるので都度確認する
- 日本市場ではショート動画経由の販売が伸びている。話すのが苦手でも、作り込んだ動画で戦える
物を売るというと、仕入れや在庫のハードルを想像しがちやけど、TikTok Shopのアフィリエイトなら、そのリスクなしで始められる。まずは自分が語れるジャンルを1つ決めて、紹介したい商品を1つ選んで、1本の動画を作ってみる。そこからすべてが始まる。
ただ、ここで多くの人がぶつかるのが「その動画をどう作るか」という壁や。撮影も編集も苦手で、そこであきらめてしまう人は少なくない。でも、2026年はその壁がぐっと下がっている。動画を作るAIが進化して、撮影しなくても紹介動画を作れるようになってきたからや。
次回は、いよいよその話や。SeedanceやGemini Omniといった動画生成AIを使って、撮影なしで商品紹介動画を作る方法を、具体的に見ていくで。
